武蔵ヶ丘病院はこれまで、リハビリテーション医療のさらなる質の向上に向けた臨床研究に取り組んでまいりました。武蔵ヶ丘臨床研究センターは、“これまで”と“これから”の研究活動をより社会的意義のあるものとするため、今春新たに設立された組織です。当センターは,「文部科学省科学研究費助成事業指定研究機関」としての認可を取得しており,これによって公的研究費を活用した研究活動を実施することが可能となります。

当センターでは、医療法人田中会の一部門として「臨床と研究を有機的に結ぶためのプラットフォームを担い、科学的でかつ適正な医療と介護の普及と発展に貢献する」、そして、地域における医療関連研究拠点として「他の医療機関や教育機関、民間企業等と提携し、医療課題の解決を図る」、「医療関係諸氏や近隣の地域住民に対して、医療に関する適正な情報を提供し、社会的貢献を図る」という目的を掲げております。様々な実践的研究を推進することによって、科学的根拠(エビデンス)に基づく最適な医療を確立させ、当院をご利用される地域の皆様への質の高い医療の提供に繋げることが当センターの使命です。

武蔵ヶ丘病院が目指す「大きな楠のような地域に根ざした病院」の一員として,当センターでの活動が地域の皆様のお役に立てるよう、精一杯努力してまいります。これからどうぞ、よろしくお願い致します。

武蔵ヶ丘臨床研究センター センター長 田中 慎一郎